韓国の高速鉄道、KTXの一部路線を分割して民営化するとの方針に対し、反発する全国鉄道労働組合が9日からストに突入しているなか、韓国鉄道公社は、10日、分割した路線を引き継ぐ子会社の設立を承認しました。
これは、韓国鉄道公社が10日の取締役会で承認したもので、子会社設立の資本金50億ウォン、およそ4億9000万円を全額出資するということです。
また、この子会社は、近く国土交通部から鉄道免許を受け、施設を建設したり社員を採用したりするなどして、2015年から鉄道の運営を始めることにしています。
KTXの一部路線の分割民営化については、全国鉄道労働組合が9日からストに突入していて、韓国鉄道公社は9日、ストに参加した鉄道労働組合員4300人あまりの役職を解除する処分を下しました。
一方、このストに同調するかたちで、ソウル地下鉄労働組合も18日午前9時からストを構えていて、市民の足への影響が心配されています。