北韓のミサイルや潜水艦による局地挑発などに備えて、韓国海軍はイージス艦をさらに3隻追加して、6隻体制にすることを決めました。
これは、韓国軍が10日の合同参謀会議で決めたものです。
イージス艦3隻を追加することについて、合同参謀本部では、北韓のミサイルや潜水艦による局地挑発に備えること、ミサイルの探知と迎撃、対潜水艦戦力を補強する必要があることなどを理由としてあげています。
また、中国が一方的に防空識別圏を拡大するなど、北東アジアの海と空で紛争が起きる懸念が強まっているとして、海軍力の増強を図ることにしたということです。
イージス艦をさらに3隻追加するためには、4兆ウォン、およそ3930億円の予算が必要で、10年後の2023年以降の配備を目指すとしています。
韓国海軍では、現在、1つの機動船団を運用していますが、イージス艦の6隻体制となれば、3つの機動船団を運用することができるようになり、海軍力が大きく増強されるとしています。