23基の原発を運用している韓国では、全体の電力発電量に占める原発の割合を29%にまで引き上げる方針で、現在、建設中も含めて11基増やす計画のほか、さらに原発を6基から8基増やすことになりました。
これは産業資源部が10日、国会に提出した資料でわかったものです。
それによりますと、まず、発電量全体に占める原発の割合について、李明博前政権では41%まで引き上げるとしていましたが、2035年までに29%にまで引き上げるとしています。
韓国では、現在、建設中も含めて原発を11基増やすことにしていますが、原発の割合を29%にまで上げるためには、さらに6基から8基の原発が必要になるということです。
これについて、産業資源部の関係者は、電力消費が年平均2.5%ずつ増えているとして、原発の過度な拡大や縮小を避けながらも、温暖化ガスの削減やエネルギーの安定的確保などを総合的に考慮した結果だと説明しています。