操業の正常化に向けて、開城工業団地では、11日、団地への出入を簡素化するため、電子カードを利用した出入システムを設置するための工事が始まりました。
設置工事が始まった出入システムは、南北出入事務所と回線でリアルタイムで連結されていて、出入国者の名簿をコンピューター上で処理することになり、これまでのようにファックスで出入国者の名簿を交換する必要がなくなります。
また、これまでは、事前に通知した日時にだけ出入りが可能でしたが、システムが設置されたあとは、事前に通知した日ならいつでも出入りが可能になります。
出入国者は3日前に統一部に申請し、統一部が出入予定日の前日に北韓側に通知する方式はこれまでと変わりないということです。
出入システムの設置は、先月末に開かれた開城工業団地南北共同委員会の通行・通信・通関分科委員会の第3回会議で決まっていたもので、これにより懸案の開城工業団地の通行問題が部分的に解決することになります。