電力需要が増える冬場の電力需給を安定させるため、韓国政府は、12月16日から来年2月28日まで、電力使用を制限することになりました。
産業通商資源部の対策によりますと、公共機関では暖房温度を18度以下に制限するとともに、職場での個人的な電熱器や照明も制限されています。
また、民間部門では、暖房温度の制限はしないものの、電力消費のピーク時間帯では20度以下にするよう勧めるほか、商店などでドアを開放したまま営業することを制限するとしています。
韓国では、新古里1号機と2号機、新月城1号機など、点検などで運転を停止している原子炉があり、このままの状態が続いた場合には、寒さが本格化する来年1月から2月にかけて電力不足に陥る恐れがあるということです。