金正日国防委員長の2周忌を控えた16日、北韓と国境を接している中国遼寧省丹東では、北韓の貿易商などが追悼式に出席するため、朝早くから北韓に戻る姿が目立っています。
中朝貿易の最大の拠点、中国の丹東市内の商店街は、通常通りオープンしていますが、金正日国防委員長の2周忌を前に、北韓の貿易商の多くが追悼式に出席するために帰国し、いつもと違って北韓貿易商の姿はあまり見かけられないということです。
また、北韓に帰国しない貿易商や労働者は、丹東市内にある北韓の領事館などで行われる追悼式に出席するということです。
中朝貿易の70%は丹東の税関を介して行われていますが、丹東の税関では、金正日国防委員長の2周忌にあたる17日に取り扱う荷物量は少なくなるとみていて、列車を除いた通関業務を一時停止することにしています。
一方、中国の貿易商の話では、先週末にも北韓から商談を進める代表団が中国にやってくるなど、張成沢氏処刑後も、北韓との取り引きに変化はないということです。