開城工業団地の正常化について話し合う南北共同委員会は19日、開城工業団地で4回目の会議を開き、通信・通関・通行の問題などについて話し合ったものとみられます。
9月16日以来3か月ぶりとなった会議には、韓国の首席代表の統一部の金基雄(キム・ギウン)南北協力地区支援団長ら6人、北韓の首席代表の中央特区開発指導総局のパク・チョルス副総局長ら5人が出席しました。
今回の会議は、張成沢氏が粛清されてから初めて開かれる南北当局間の会談で、張氏が多様な対外経済協力事業を主導してきただけに、北韓当局が開城工業団地に対してどのような方針を掲げるのかを確認する場にもなるとみられています。
また、会議では、通信・通関・通行のいわゆる「3通問題」の解消を始め、開城工業団地の国際化や出入り・滞在などについて、幅広く議論されるものとみられています。
南北共同委員会が開かれるのは4回目ですが、現在、団地への出入りを簡素化するための電子カードを利用した出入システムを設置する工事が行われているのを除けば、これといった成果は上がっていません。