オーストラリアのブリスベンで、ワーキングホリデー制度を利用して滞在していた韓国人男性が、住宅の裏庭で遺体で見つかり、警察では殺人事件として調べています。
遺体で見つかったのは、2年間の予定でブリスベン郊外のキャノンヒルに滞在し、肉類の加工工場や農場などで働いていた28歳の韓国人男性で、今月16日に外出したまま行方が分からなくなっていました。
地元警察によりますと、19日午前、ブリスベン南西部のエルジー・スターにある住宅の裏庭で遺体が見つかったもので、警察では、男2人と女1人を殺人容疑で逮捕して捜査を進めています。
オーストラリアでは、先月24日にもワーキングホリデーで滞在中の20代の韓国人女子大生が殺害される事件が起きたばかりでした。
韓国からは、去年5万人近い若者がワーキングホリデーで海外に渡航し、このうち70%がオーストラリアだということです。
ワーキングホリデーについては、働きながら多様な文化を体験し、英語を学ぶというメリットとともに、悪い条件で働かされたりするデメリットもあると指摘する声も上がっています。