中国とのパイプ役を担ってきた北韓の張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長が処刑されたことについて、北韓は、中国に理解と支持を求めるとともに、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の中国訪問を早期に実現するよう協力を要請したもようです。
これは、香港の週刊誌「亜州週刊」が20日、中国外交部高官の話として伝えたものです。
それによりますと、まず張成沢氏の処刑について、北韓は、「極端な方法でしか解決の道がなかったことを中国側に説明し、中国政府の理解と支持を求めた」ということです。
また、北韓としては、張成沢氏を処刑する以前から進めてきた経済改革に関する政策や対外開放政策について、一切変化のないことを詳しく説明したということです。
そして、北韓は、金正恩第1書記の初めての中国訪問についても触れ、中国側に対して、早期に実現できるよう協力を要請したもようです。