アジアを重視するアメリカでは、アジア太平洋地域の最大の脅威について、来年は北韓になりうるとの見方が広がっています。
アメリカの民間研究機関である「アジア研究所(NBR)」は、現地時間の20日、来年のアジア太平洋地域における最も注目すべき11の事態を発表しました。
この中で、アジア研究所は、来年のアジア太平洋地域の脅威について、北韓を「主な局外者」と表現し、最大の脅威になりうるとの見方を示しています。
具体的には、北韓が4回目の核実験や弾道ミサイルの試験発射を強行したり、韓国に対して低いレベルの武力挑発を行ったりする可能性が高いとしています。
また、アメリカ外交協会も9日に発表した報告書の中で、アメリカが備えるべき最大の脅威は北韓の武力挑発や政情不安であると捕らえていて、張成沢(チャン・ソンテク)氏の処刑をきっかけに、アメリカ国内では、北韓の武力挑発や北韓内部の急変を憂慮する声が高まっていることをうかがわせています。