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韓半島

張成沢氏の処刑 利権での対立が起因か

Write: 2013-12-24 09:48:37Update: 2013-12-24 09:48:37

張成沢氏の処刑 利権での対立が起因か

北韓の前国防委員会副委員長の張成沢(チャン・ソンテク)氏の粛清について、韓国の南在俊(ナム・ジェジュン)国家情報院長は、23日、北韓の権力争いによるものではなく、石炭に関わる利権事業をめぐる対立によるものとの見方を示しました。
これは、国家情報院の南在俊院長が23日、国会情報委員会の非公開の会議で述べたもので、与党セヌリ党の議員が明らかにしたものです。
それによりますと、張成沢氏は権力争いの過程で粛清されたのではなく、石炭に関わる利権事業に介入したことで、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の不信を買い、張氏は先月中旬に拘禁され、側近2人が先月下旬に公開処刑されたということです。
また、北韓としては、金第1書記の体制が安定していることを国内外にアピールし、見せしめとするため、既に拘禁していた張氏を労働党政治局会議に出席させて連行したとしています。
一方、金第1書記の叔母で、張氏の妻の金慶喜(キム・ギョンヒ)書記については、張氏の粛清後も、健康に異常はないものの、公の活動は控えていると報告したということです。
また、 南在俊院長は、北韓の権力構造についても触れ、金第1書記の側近のうち、金元弘(キム・ウォンホン)国家安全保衛部長と崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮人民軍総政治局長が実力者に浮上したとの見方を示しました。
韓国への挑発の可能性については、延坪島など西海5島周辺の兵力を増強したり、軍事訓練を強化したりする動きなどから、北韓内部の不満をよそに向けるために1月から3月にかけて挑発を試みる可能性があると指摘しています。

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