北韓の張成沢氏の処刑をきっかけに、北韓の動向が注目されるなか、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は、「戦争はいつ始めると広告するものではない」として、軍部の指揮官に対し、戦争に向けて万全の準備を整えるよう指示したことがわかりました。
これは、朝鮮中央通信が25日に伝えたもので、金正恩第1書記は、父親の金正日国防委員長が朝鮮人民軍最高司令官に就任した記念日の24日、平安南道南浦市にある連合部隊の指揮部を視察した際、指揮官らに述べたということです。
このなかで、金正恩第1書記は、「わが国を世界的な軍事超大国に成長させた金正日国防委員長の業績は、後世に輝く」と称えるとともに、「戦争は、いつ始めると広告をするものではない。常に戦争準備の完成に向けて拍車をかけなければならない」と強調したということです。