部品書類の偽造が明らかになって運転が停められていた原発3基の再稼動が、国から承認されて近日中に運転を再開することになり、冬の電力難の緩和につながるものと期待されています。
韓国原子力安全委員会は2日、運転を停めていた韓国水力原子力発電会社の原発のうち釜山(プサン)にある新古里(シンゴリ)1、2号機と、慶尚北道(キョンサンブクド)慶州(キョンジュ)にある新月城(シンウォルソン)1号機の運転再開を承認しました。
これにもとづいて新古里1号機と新月城1号機は、早ければ5日から原子炉の運転を再開して徐々に出力を上げ、7日には出力100%にすることになりました。
また新古里2号機は12日から運転を再開します。
これらの原発3基は、合わせて最大300万キロワットの電力を供給することができ、来週からピークを迎えることが予想される冬の電力不足の解消につながるものと期待されています。
これらの原発は、部品の試験成績表が偽造されていたことが発覚したため、去年5月末から運転を停止していました。