北韓の挑発や事態急変に備えて、韓国駐留アメリカ軍は、最新型の戦車、歩兵戦闘装甲車などを装備した機械化歩兵1個大隊を、今年中に京畿道北部に新たに配備する計画です。
これは、韓国軍消息筋が6日に明らかにしたものです。
それによりますと、京畿道北部に駐留する韓国駐留アメリカ軍第2師団第1旅団に、最新型の戦車、歩兵戦闘装甲車などを装備した1個大隊が今年中に追加配備されることになっているということです。
これは、北韓の挑発や事態急変に備えて戦闘力を増強するためのものとみられています。
また、韓国駐留アメリカ軍は、これまで人事支援任務を主に担当していた第8軍司令部を戦闘司令部に拡大再編し、少将クラスの作戦副司令官を新たに任命したことが確認されました。
現在、アメリカ軍は、政府支出の自動削減措置などによって国防予算が大幅に減っていることから、兵力・装備の縮小を進めているなかで、今回の措置は異例の軍備増強となります。
一方、アメリカ・ワシントンを訪れている尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は6日、ヘーゲル国防長官と会談し、北韓の挑発を抑止するための手段として、強固な連合防衛態勢を維持することが重要で、軍事力を持続的に開発すべきとの認識で一致しました。