韓国のリゾート地として知られる済州(チェジュ)島に滞在する外国人の数は、 去年末時点で、1万人を超え、大幅に増えていることがわかりました。
済州島にある出入国管理事務所のまとめによりますと、去年末時点で済州島に滞在する外国人は1万1900人となっていて、前の年の9400人に比べて27%増えたということです。
滞在資格別では、船員としての就業をはじめ、非専門就業外国人労働者、結婚移民、不動産投資家などが増加した一方、外国人留学生は減少しました。
このうち、コンドミニアムなどの休養施設を一定金額以上購入した外国人に居住資格を与え、さらに5年間不動産を維持した場合に永住権を与える「不動産投資移民制度」など、投資誘致に向けた多様な制度が2010年に実施されたことから、去年、済州島に滞在した不動産投資家は476人と、前の年の3倍以上に増えています。
済州島に滞在する外国人の国籍は、中国がおよそ5000人で全体の40%余りを占め、次いでベトナム、インドネシア、アメリカなどの順となっています。
また、永住権を取得した外国人は660人で、前の年に比べて22%増えています。