アメリカ・カリフォルニア州のグレンデール市に設置されている、日本軍慰安婦問題を象徴する少女像をめぐって、撤去すべきであるとの請願活動に対抗して、韓国人が中心となり、「撤去すべきでない」との請願活動を始めました。
グレンデール市の市立公園に設置された慰安婦問題を象徴する少女像については、アメリカ人男性が去年12月、ホワイトハウスのホームページの請願コーナーで撤去を求める請願活動を始め、請願を支持する署名が受理されるための10万件をすでに上回って11万件を超えています。
これに対して、少女像の設置を進めた韓国人らが中心となって、同じくホワイトハウスのホームページの請願コーナーで「撤去すべきでない」との請願活動を始めたものです。
請願活動を始めた韓国人らは、「性奴隷として犠牲になった人たちを記憶する必要がある」と主張しています。
署名が10万件を超えた場合、ホワイトハウスは請願について公式の見解を表明することになっていますが、必ずしも撤去が決まるものではありません。
アメリカでは、グレンデール市以外の複数の都市で、慰安婦像の設置を求める動きが出ています。