一昨年末の大統領選挙への国家情報院の不正介入事件を批判する大規模な集会が相次いで開かれていますが、11日は、過去の軍事独裁政権に対して反政府活動を繰り広げた、いわゆる民主化運動世代による抗議集会が、
ソウルで開かれました。
過去の軍事独裁政権に対して反政府活動を繰り広げた世代の人たちでつくる、ソウルの大学民主同門会協議会など7つの団体は、「民主主義を救え」と題する時局大会を11日午後3時からソウル西大門の独立公園で開き、およそ1500人が参加しました。
集会では、政府と与党に対して、不正と無能を克服し、安寧の民主主義社会を築くよう要求しました。
集会の後、参加者らは、ソウル市庁前広場で午後5時から開かれる別の集会、「国家機関による選挙不正介入事件の真相究明を求める時局集会」に合流する予定です。
この時局集会には、280の市民団体が参加し、国家機関の選挙介入や捜査妨害疑惑などの真相究明を求めることにしています。
一方、保守団体による集会も予定されていて、午後4時からソウルの国家人権委員会の前で、北韓の主張に同調する、いわゆる従北勢力の追放を求める集会が開かれることになっています。