北韓の挑発が懸念されている中で、原子力潜水艦による偵察活動を全体的には減らしているアメリカは、韓半島周辺海域では、偵察活動をかえって活発化させています。
これは、アメリカの核専門家が「核科学者会報」の最近号に寄稿して明らかにしたものです。
それによりますと、アメリカは原子力潜水艦14隻で、1隻当たり年に2.5回、太平洋と大西洋で偵察活動を行っていて、最近になって偵察活動は減ったものの、全体の偵察活動の60%以上が韓半島周辺海域を含む太平洋に集中しているということです。
この核専門家は、中国やロシアだけでなく、北韓による核攻撃を念頭に置いた偵察活動であると指摘しています。