去年韓国に入国した脱北者は1516人で、金正恩第1書記体制がスタートしてから減少したかたちになっています。
統一部のまとめによりますと、去年11月までに韓国に入国した脱北者数は1516人で、前の年の1502人とほぼ同じ水準となっています。
去年韓国に入国した脱北者を男女別に見ますと、女性が1145人と全体の76%を占めて、男性を大きく上回っていて、2006年以降、70%台を維持しています。
これで、韓国に入国した脱北者は合わせて2万6124人となりました。
韓国に入国した脱北者は、2006年に初めて2000人を超えて以降、2000~3000人前後で推移していましたが、金正恩第1書記の体制が公式にスタートした2012年には1502人と大幅に減っています。
これは、金正恩第1書記の体制になってから、中国との国境の警備を強化するなど、取締りを強化しているためとみられています。