韓国の格安航空会社の累積利用者数は、2005年からの8年間で5000万人を超えました。
仁川(インチョン)空港公社と韓国空港公社によりますと、韓国内で格安航空会社が運航を始めた2005年の8月以降、去年までの累積利用者数は、国内線が4400万人、国際線が1140万人余りで、合わせて5540万人余りとなっています。
利用者数を航空会社別に見ますと、国内線では済州(チェジュ)航空がもっとも多く、次いでエア釜山(プサン)、イースター航空、ジンエアー、ティーウェイ航空の順で、国際線では、済州航空、ジンエア、エア釜山などとなっています。
格安航空会社は、当初利用者が伸びずに赤字に苦しみましたが、2008年に大韓航空がジンエアー、アシアナ航空がエア釜山をそれぞれ子会社として立ち上げてからは順調に成長し続け、2011年からは年間の利用者数が1000万人を超えています。
業界関係者は、「リーズナブルな価格を求める消費者のトレンドと航空会社の戦略が合致したもので、これからも増便や新規就航などによって市場シェアが伸び続ける」との見通しを示しています。