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社会

‘対馬の盗難仏像’韓国で返還求める訴訟

Write: 2014-01-21 13:56:57Update: 2014-01-21 15:47:57

‘対馬の盗難仏像’韓国で返還求める訴訟

日本の対馬の寺から盗まれた仏像2体が、韓国に持ち込まれて返還されていない問題で、韓国の僧侶が20日、仏像2体のうち、日本の国指定重要文化財「銅造如来立像」について、日本に返還するよう求める訴訟を起こしました。
訴訟を起こしたのは、文化財の返還運動を繰り広げる韓国の市民団体の代表で僧侶の慧門(ヘムン)氏です。
慧門氏は20日、盗まれた仏像2体のうち、海神神社の国指定重要文化財「銅造如来立像」について、日本への返還を韓国政府に求める訴訟をソウル行政裁判所に起こしました。
この問題は、中世の1330年に、忠清南道瑞山の浮石寺のものとされる仏像2体が長崎県対馬市の海神神社と観音寺に保存されていて、韓国人の3人がおととし10月に盗んで韓国に持ち込み、去年10月、大田地方裁判所で実刑判決が確定しています。
また、大田地方裁判所は被告の上告審判決を待って返還の是非を決めるとしていましたが、去年10月、3人の上告が退けられ、 慧門氏は「銅造如来立像」について、「裁判で仏像が明白な盗難品であることが確定した。直ちに返還手続きに着手するべきだ」として、行政訴訟に踏み切ったものです。
また、もう1体の仏像については、元の所有者だと主張する韓国の寺が倭寇(わこう)に略奪されたと主張していて、日本に渡った経緯が分かるまで返還しないよう求める仮処分を大田地裁に申し立て、認められています。

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