中断している南北離散家族の再会事業で、韓国政府に参加を申請している人のうち、去年1年間に3800人余りが死亡していることがわかりました。
統一部などが22日に公表したところによりますと、1988年から去年末までに離散家族再会への参加を申し込んだ人は、合わせて12万9260人余りとなっています。
このうち、3841人が去年1年間だけで亡くなっていて、これまでに死亡した人は、全体の申請者の45%に上っています。
特に、ここ10年間、申請者の高齢化が急速に進んでいて、毎年およそ4000人が亡くなっていて、現在生存している人では、80歳以上が53%、70歳以上が82%を占めています。
現代経済研究院は、去年の報告書で、生存している人のうち、70歳以上の高齢者が今後10年以内にほぼ全員亡くなると予想し、こうした高齢者が生涯一度でも家族に再会できるようにするには、中断している事業を再開するとともに、年間の再会できる人を7000人以上に増やす必要があると指摘しています。