少子高齢化が進みつつある韓国では、景気の低迷に伴う婚姻件数の減少などにより、去年11月の出生数は3万4000人と2000年以降で最も少なくなりました。
統計庁が23日にまとめた人口動向によりますと、去年11月の出生数は3万4000人で、前の年の同じ時期に比べて12%減少し、11月としては、統計を取り始めた2000年以降で最も少なくなっています。
一方、去年11月の婚姻件数は2万8400件で、前の年の同じ時期に比べて7%減少し、2009年11月の2万6800件に次いで低い水準となりました。
これについて、統計庁の関係者は、去年は景気低迷で婚姻件数が大幅に減ったことに伴って、出生数が大幅に減少し、少子化の傾向がさらに強まったものとみられると話しています。