北韓の核問題について話し合う6か国協議が再開できるかどうかで関心が高まっているなか、6か国協議のアメリカ首席代表、デイビース北韓担当特別代表が、週明け27日から31日にかけて、北京とソウル、東京を相次いで訪問します。
これは、アメリカ国務省が24日明らかにしたものです。
デイビース特別代表が3か国を歴訪するのは、去年の11月以来2か月ぶりです。
このうち、中国では、6か協議の議長を務める武大偉韓半島問題特別代表をはじめ、中国の政府高官らと会って、6か国協議再開について協議するものとみられています。
続いて、デイビース特別代表は29日にソウルで、趙太庸(チョ・テヨン)韓半島平和交渉本部長と会談し、さらに30日には、東京で伊原純一アジア大洋州局長と会談し、非核化交渉の再開をめぐって意見を交わすことにしています。
デイビース特別代表の今回の3か国歴訪は、アメリカ国務省のバーンズ副長官とラッセル東アジア太平洋担当次官補の今週、韓中日3か国訪問に次ぐもので、論議の行方に関心が集まっています。