韓国とアメリカを結ぶ航空路線について、韓国政府は、28日、航空機を利用する際の手荷物検査を簡素化することを明らかにしました。
アメリカ路線における機内持ち込み手荷物については、これまで、出国審査前の通常の保安検査に加えて、搭乗ゲート手前の特設テーブルで、再び検査を受けることになっていて、今月30日からは搭乗ゲート手前の検査が省略されるということです。
また、免税品を購入する場合に、これまでは搭乗ゲート手前の検査を受けることから、少なくとも搭乗1時間前までに免税品を購入する必要がありましたが、搭乗ゲート手前の検査がなくなることで、今後はこうした時間的な制約がなくなります。
今回の手荷物検査の簡素化については、韓国の国土交通部とアメリカ当局との交渉の結果、実現することになったものです。
仁川国際空港でアメリカ路線を利用する乗客は、年間250万人余りですが、手荷物検査の簡素化により、航空会社は費用を節減できるほか、免税店では売り上げが増えると期待しています。