北韓の非核化などについて協議するため、韓国外交部の趙太庸(チョ・テヨン)韓半島平和交渉本部長は29日、韓国を訪問中のアメリカのデイビース北韓担当特別代表と会談し、6か国協議の再開には北韓の具体的な事前措置が必要との前提条件に変わりのないことを再確認しました。
会談では、北韓が最近柔軟な姿勢を保っていることとは関係なく、非核化を最優先の課題とすることで一致するとともに、6か国協議を再開するには北韓の具体的な事前措置が必要との前提条件に変わりがないことを再確認しました。
また、北韓の変化を促すために、中国がさらに努力すべきだとの認識でも一致しました。
デイビース北韓担当特別代表は、韓国訪問に先立って中国を訪問していますが、その結果についても説明したと伝えられています。
デイビース代表は韓国に続いて30~31日には日本を訪問し、外務省の伊原純一アジア大洋州局長らと会談し、6か国協議再開などについて意見を交わす予定です。