新型ミサイルの発射を可能にするため、北韓は、北西部の東倉里(トンチャンリ)にあるミサイル発射場の拡張工事を進めているもようです。
これは、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のシンクタンク、米韓研究所が29日、ウェブサイト「38ノース」で、2か月前から行っていた衛星画像の分析の結果を公表して明らかにしたものです。
それによりますと、北韓は、北西部の東倉里(トンチャンリ)にあるミサイル発射場、「西海(ソヘ)衛星発射場」で、道路移動式の大陸間弾道ミサイル「KN-08」に必要なロケットエンジンの実験を行ったとみられるということです。
また、北韓は、将来に実施する、より大規模なテスト計画に向けて、準備を進めている可能性があり、現在進めている拡張工事では、北東アジアやアメリカも標的にできる、より大型のロケットや大陸間弾道ミサイルに関連する施設などが含まれている可能性があるということです。