北韓では、旧暦の正月にあたる31日の夜、平壌(ピョンヤン)など各地で花火が打ち上げられました。
北韓国営の朝鮮中央テレビや朝鮮中央放送は、31日、 平壌で行われた花火の打ち上げを生中継するとともに、各道庁の所在地でも新年を祝う花火が打ち上げられたと伝えました。
北韓では、金日成・金正日父子の誕生日や陽暦の1月1日に花火を打ち上げたことがありますが、旧正月の花火は異例のことです。
北韓では、金日成国家主席の時代に中国から延々と続く封建思想を排除するため旧正月をなくして陽暦の正月をメインとしていましたが、1989年からは旧正月を復活させ、金正日時代の2003年からは旧正月当日から3日間を祝日としました。そして住民は金日成・金正日父子の銅像に参拝して祝日を過ごしていますが、花火の打ち上げは行われておらず、今回の花火の打ち上げは金正恩時代になってからの変化とみられています。