韓国では、大学を卒業しても仕事をしない人が去年、300万人を超えたことがわかりました。
統計庁が3日にまとめたところによりますと、韓国で大学を卒業しても仕事をしない非経済活動人口は、去年、およそ308万人で、前の年に比べて3.2%増えています。
このうち、専門大学を卒業した人が101万人で、4年制大学以上を卒業した人は207万人にのぼっています。
非経済活動人口は、15歳以上のうち、就職を断念したり休んだりするなど、求職活動をしていない人を指し、大卒以上の非経済活動人口は、去年までの9年間で100万人も増えて、全体の非経済活動人口のおよそ20%、5人に1人に近づいています。
こうした背景には、韓国の大学進学率が2004年以降70%から80%台と高い水準にあることや、高齢化に伴って退職した高学歴者が増えていることなどがあるものとみられます。