北韓の機密情報を記者に漏らしたとしてスパイ罪で起訴された、韓国系の元アメリカ国務省職員、スティーブン・キム被告(47)は7日、ワシントン連邦地方裁判所で司法取引に応じて有罪を認め、3年半にわたる裁判は4月2日に禁錮13か月の最終的な量刑が確定する見通しとなりました。
アメリカの軍事安保専門家のスティーブン・キム被告は2009年6月、北韓が核実験を準備しているとの機密情報をFOXテレビの記者に伝え、アメリカの国家安全保障に関わる機密情報を漏らしたとして、スパイ罪で2010年8月に起訴されていました。
ワシントンの連邦地方裁判所で7日に行なわれた裁判では、キム被告に対する罪状認否が行なわれ、キム被告は、減刑の代わりに罪を認めることに合意する検察との司法取引に応じ、スパイ罪を認めたということです。
これにより、キム被告は、4月2日に禁錮13か月の最終的な量刑が言い渡される見通しとなりました。