北韓の国連大使に、アメリカの事情に詳しく、アメリカとの交流に積極的だったという外務省幹部が近く赴任する見通しとなり、いわゆるニューヨークチャンネルが再び活性化するとの見方が出ています。
これは国連の外交消息筋が11日に明らかにしたものです。
それによりますと、これまで国連大使を務めた申善虎(シン・ソンホ)大使が近く本国に戻り、次期大使には北韓外務省のジャ・ソンナム局長が赴任する見通しだということです。
ジャ・ソンナム局長は国連の北韓代表部で勤務した経験があり、アメリカの事情に詳しく、北韓代表部の勤務中、在米韓国人の離散家族再会事業やアメリカとの交流に積極的に関与したことで知られています。
こうした経歴をもつジャ・ソンナム氏が国連大使として赴任すれば、アメリカと北韓の接触の窓口となっている、いわゆるニューヨークチャンネルが再び活性化するのではないかとの見方が広がっています。