南北関係の改善に向けて協議する2回目の南北高官級協議が14日、板門店で開かれ、南北は、離散家族再会を予定通り実施することなどで合意しました。
朴槿恵政権になって初めてとなる南北高官級協議は、12日の1回目に続いて、2回目の協議が14日午前10時から午後1時過ぎまで続き、協議の結果について、韓国側の首席代表として出席した大統領府青瓦台の国家安保室の金奎顕(キム・ギュヒョン)第1次長が午後5時に発表しました。
それによりますと、南北双方は、12日の協議で立場の違いが際立っていた離散家族再会と韓米合同軍事演習の日程などについて、集中的に話し合い、離散家族再会については今月20日から25日までの日程で予定通り実施することで合意しました。
また、南北は、相互理解と信頼を深めるため、相手に対する誹謗・中傷をしないことで合意し、南北関係の改善に向けて、必要に応じて高官級協議を開くことでも合意したということです。
今回の南北高官級協議は、北韓側の提案もあって今週12日と14日の2回にわたって板門店で開かれたもので、韓国政府としては「信頼に基づいた南北関係に一歩踏み出すことになった」と評価しています。