北韓と韓国が南北高官級協議で、離散家族再会を予定どおり行うことで合意したことについて、朝鮮総連=在日本朝鮮人総連合会の機関紙「朝鮮新報」は15日、北韓最高指導部の決心が実を結んだと評価し、北韓の国防委員会と韓国の大統領府青瓦台が話し合ったことは注目に値すると伝えました。
朝鮮新報は15日付けの新聞で、「北韓最高指導部の決心が南北対話の場で初めての実を結んだ」という見出しで今回の南北高官級協議を伝え、「北韓の最高指導部が統一に向けた決心を政策化し、具体的な行動に移している」と評価しました。そして「北韓は最高権力機関である国防委員会の代表団が、韓国側は青瓦台が窓口になったことに注目すべきだ。1990年代以降、南北高官級協議は何回も開かれたが、今回は様相が違う。それぞれの首脳の意向を直接伝えることができるポストの関係者が代表団になって意見を交わした。こうした対話のチャンネルが今後も続けば、南北関係の改善は早まるだろう」と伝えました。
これについては韓国のメディアも、南北対話チャンネルの窓口がこれまでの韓国統一部と北韓の労働党統一戦線部から、変る可能性があるとする分析を出しています。