北韓の金剛山で実施されている南北離散家族の再会は、21日、2日目を迎え、午前中、家族ごとに非公開で対面しました。
今回の南北離散家族の再会では、韓国側で再会を希望していた82人とその家族が20日、北韓に住んでいる肉親178人とおよそ60年ぶりに再会を果たしました。
2日目となった21日は、午前9時から家族ごとに非公開で対面し、韓国からの参加者は、北韓に住む家族のために準備した医薬品や衣服、おやつなどのお土産を手渡し、離れ離れになった家族を気遣いました。
このあと、全員での昼食会が行われ、午後4時からは全体での対面が行なわれました。
これまでの離散家族の再会では、2日目は近くの景勝地に出かけていましたが、今年は金剛山一帯が大雪のため、室内での団体での対面に変わったということです。また、韓国から参加した人のうち、20日に救急車の中で肉親と再会したキム・ソムギョンさん（91）と健康状態が悪化しているホン・シンジャさん（83）は、午前の対面を終えたあと、韓国に戻っています。
最終日の22日は、午前9時から1時間、お別れ懇談会を開き、午後1時ごろに韓国に向かって出発することになっています。
23日から25日も同じ日程で、北韓側の再会希望者88人が、韓国に住む肉親361人と再会することになっています。