韓国・慶州(キョンジュ)市のリゾート施設で体育館の屋根が雪の重みで崩落し、下敷きになって死亡した10人のうち、大学生9人の告別式が21日、母校の釜山(プサン)外国語大学で行われました。
告別式には、遺族をはじめ、在学生、教員、徐南洙(ソ・ナムス)教育部長官、許南植(ホ・ナムシク)釜山市長など1000人あまりが出席し、 「学校葬」として行われました。
参列した人全員の黙祷で始まった告別式では、遺族や学生たちがわが子や学友を失った悲しみに、肩を抱き合い、号泣する姿があちこちで見られました。
また、学校側は、犠牲となった9人の名誉卒業証書を遺族に手渡しました。
一方、事故の捜査を進めている警察の捜査本部によりますと、リゾート施設やイベント会社の関係者10人余りについて、業務上過失致死の疑いで調べているほか、体育館の施工会社の関係者についても建築法違反の疑いなどで調べを進めているということです。
また、捜査本部では、崩落の原因を解明するため、来週、改めて現場検証を行うことにしています。