金剛山で実施されている南北離散家族の再会事業に関連して、北韓当局が23日、北韓の人権問題のファイルをパソコンに保存していた韓国人記者について、一時北韓入りを拒否する問題が発生していたことがわかりました。
南北出入事務所の北韓側事務所で、23日午後1時過ぎ、北韓の税関職員が、韓国人記者のノートパソコンに北韓の人権問題に関するファイルが保存されているのをみつけ、この記者の北韓入りを拒否しました。
この問題で、南北当局は午後9時まで協議を続けた結果、北韓がこの記者の北韓入りを受け入れることを認め、この記者は午後10時に北韓に入り、ほかの取材陣と合流したということです。
韓国側は、3年3ヶ月ぶりに実現した再会事業で、記者の受け入れを拒否すれば、再開事業の趣旨が薄れるとして、北韓側を説得したということです。