朴槿恵政権が発足して1年を迎える25日、韓国の労働組合でつくる民主労総は、全国で20万人が参加する「国民ストライキ大会」を開き、労働者や農民、学生などが団結して闘争を強めることになりました。
これは、民主労総が24日、ソウルの光化門広場で記者会見して明らかにしたものです。
それによりますと、民主労総は、一昨年末の大統領選挙で国家機関が介入した事件について、「朴槿恵政権は矮小化、隠ぺいし、一方では公共部門の民営化を進めている」と批判し、「労働者、農民、貧民、学生は、国民ストライキ大会のもとで団結し、闘争していく」としています。
また、「国民ストライキ大会は闘争の始まりに過ぎず、労働者が人間らしい生活を営めるようになるまで、闘争は続けていく」としています。
民主労総の国民ストライキ大会は、ソウルを含む全国の12都市で一斉に開催され、全国の組合員20万人余りが参加して、政府の公共部門に対する民営化政策などを糾弾していくということです。