北韓では、感染力が強いウイルス性の家畜の伝染病、口蹄疫が拡大していることから、韓国政府は消毒薬やワクチンを提供する方針を決め、北韓に対して支援を実施する方策などを話し合う実務協議を提案しました。
北韓の朝鮮中央通信は21日、平壌と南西部の黄海北道で口蹄疫の拡大が続いていて、現在およそ3200頭の豚が感染していると報じていて、北韓での口蹄疫の発生は、2011年4月以来3年ぶりだということです。
これに対して、韓国政府は、24日、北韓における口蹄疫の拡大を阻止するには速やかな対応が重要であるとして、北韓に消毒薬やワクチンを提供する方針を決めたことを明らかにし、支援を実施する具体的な方策などをめぐって話し合う実務協議を北韓側に提案したものです。
韓国の提案した実務協議に北韓が応じる場合、朴槿恵(パク・クネ)政権が発足して初めての政府レベルでの対北韓支援が実施されることになります。