健康への被害が懸念される微小粒子状物質「PM2.5」について、ソウル市は、北京やウランバートルとの間で協力協定を結び、情報交換など通じて対応していくことになりました。
このうち、ソウル市とウランバートル市は、24日、微小粒子状物質などの大気汚染物質に関する協力協定を締結し、今後、大気汚染物質と関連した情報をリアルタイムで交換することになりました。
また、ソウル市では、早ければ来月初めにも北京市との間でも同様の協定を締結することにしています。
ソウル市によりますと、ソウル市に影響を及ぼす微小粒子状物質の30~50%は中国大陸から流入していて、年々増える傾向にありますが、流入を遮断する方法はなく、発生源で発生するのを減らす以外に方法がないのが実情です。
ソウル市としては、微小粒子状物質など大気汚染物質の濃度が高くなった場合、自動車の運行を一時的に制限することも検討していくとしています。