国連が先週発表した北韓の人権についての報告書に関連して、アメリカのケリー国務長官は、26日、「北韓は邪悪な場所だ」と非難し、北韓における人権侵害は度を越していると強調しました。
これは、ケリー国務長官がMSNBCテレビのインタビューに答えて述べたものです。
この中で、ケリー国務長官は、北韓の人権状況について、「北韓は邪悪な場所だ」と非難するとともに、「北韓は地球上で最も閉鎖的で残忍なところで、処刑に大口径の銃器を使用し、住民にそれを見るよう強要するなど、人権侵害は度を越している」と述べました。
また、北韓の人権侵害行為については「可能な限りの法的手段を用いるべきだ」と指摘しました。
一方、ケリー国務長官は、北韓の核開発についても触れ、「アメリカは持続的に北韓に対して圧力を加えていく」との姿勢を改めて示しました。
ケリー国務長官は、北韓の人権問題について度々非難してきていますが、今回はその度合いがこれまでになく強く、今後のアメリカの対北韓政策とも関連して、その狙いに関心が寄せられています。