北韓外務省は1日、アメリカのケリー国務長官がインタビューで、「北韓はひどく邪悪な場所だ」と人権状況を非難したことに対して、「アメリカがわれわれを敵視する限り、両国間のいかなる問題も解決できない」と主張しました。
アメリカのケリー国務長官は先月26日、MSNBCテレビのインタビューで、北韓の人権状況について、「北韓は邪悪な場所だ」と非難するとともに、「北韓は地球上で最も閉鎖的で残忍な所だ。処刑に大口径の銃器を使用し、住民にそれを見るよう強要するなど、人権侵害は度を越している」と述べました。
これについて北韓外務省の報道官は、1日、朝鮮中央通信とのインタビューで、「核問題でわれわれにいくら圧力をかけても動じないことからきたアメリカの挫折感の表れに過ぎない。アメリカがわれわれを敵視する限り、両国間のいかなる問題も解決できない」と強調しました。