共和国法違反の罪で先月から拘束していたオーストラリア人宣教師、ジョン・ショートさん(75)について、北韓の朝鮮中央通信は3日、追放することを明らかにしました。
朝鮮中央通信によりますと、オーストラリア人宣教師のジョン・ショート氏は、先月18日に観光客として北韓に入り、故金正日国防委員長の生誕日に、平壌のお寺を訪れ、密かに宗教宣伝物を配布し、北韓当局が共和国法違反の容疑で拘束して調査を行ってきたということです。
また、朝鮮中央通信は、「この宣教師は、自らの行動が共和国法に違反する犯罪行為であることを認め謝罪した」として、共和国法の寛大さと、高齢である点を考慮し、この宣教師を追放することにしたとしています。
北韓がオーストラリア人宣教師を拘束していた事実に言及したのは初めてです。