北韓は6日、南北離散家族再会の定例化など、離散家族問題の根本的な解決に向けて韓国が提案した赤十字協議を拒否すると伝えてきました。
これは、統一部が6日に明らかにしたもので、北韓は6日午前、板門店の連絡官チャンネルを通じて、朝鮮赤十字会委員長名義の通知文を送り、「今は、離散家族問題を協議するための赤十字接触を行う環境と雰囲気が整っていない」として、韓国側の提案を拒否したということです。
また、通知文では、離散家族再会の定例化のような重大な人道的問題は、赤十字協議で解決される問題ではないとしています。
これについて、北韓は赤十字協議ではなく、金剛山(クムガンサン)観光の再開なども含めて協議できる高官級協議の開催を希望する意向を示したとの見方もあり、韓国政府としては、高官級協議の開催提案などを含めて、対応を検討することにしています。