南北離散家族再会の定例化などに向けて、韓国が提案した赤十字協議について、北韓が6日に拒否したことから、韓国政府は7日、北韓に対し、提案に速やかに応じるよう求める通知文を送りました。
通知文は、大韓赤十字社総裁の名義で送られ、「離散家族の問題は、政治・軍事的状況によって中断してはならないというのが韓国政府の明確な立場だ」として、北韓に対し、韓国が呼びかけた南北赤十字協議の提案に速やかに応じるよう求めています。
また、通知文は、「離散家族問題などの人道的な問題は、これまで南北赤十字の間で協議してきている。2月に行われた南北赤十字協議でも、離散家族再会の実施後に南北赤十字協議を行い、離散家族問題について話し合うことで合意している」と指摘し、北韓の対応に遺憾の意を示しています。
政府は5日、北韓に対して、離散家族再会の定例化など、離散家族問題の根本的な解決に向けた赤十字協議を12日に行うことを提案しましたが、北韓は翌日の6日、「環境と雰囲気が整っていない」として、拒否する考えを伝えてきていました。