韓国人のうち、胃炎で治療を受けたことがある人の割合は全体の10%に上り、なかでも女性や60歳以上の高齢者の割合が高いことがわかりました。
健康保険公団が2008年から2012年までの診療費の内訳を分析したところによりますと、2012年に胃炎で治療を受けた人は512万2000人で、健康保険加入者全体の10%を占めたほか、4年前の2008年に比べておよそ70万人増えました。
性別でみますと、女性の割合が男性の1.5倍高かったほか、年齢別では、70代の割合がもっとも高く、続いて60代、50代などの順でした。
これについて国民健康保険の関係者は、「女性は、無理なダイエットやストレスなどが原因で胃炎を患う場合が多くなっている。さらに高齢になると、胃炎を引き起こすヘリコバクター・ピロリ菌に感染している人の割合が高いうえ、夫が定年後の経済的困難や体調不良などが、胃炎を患う原因になっているものとみられる」と説明しています。