去年4月に操業が停止されたあと、9月に再開された開城工業団地の生産額が、操業停止前の水準にほぼ回復したことがわかりました。
統一部が9日に発表したところによりますと、開城工業団地に進出している韓国企業の去年12月の生産額は3500万ドルあまり、およそ36億5000万円で、前の年の12月の3600万ドルあまり、およそ37億6000万円の94%まで回復しました。
開城工業団地での生産が増えたことで、南北間の貿易額も増え、今年1月は1億6890万ドル、およそ174億3600万円近くになり、1年前の94%まで回復しました。
また、開城工業団地で働く北韓の労働者は、5万2000人余りで、開城工業団地で操業が停止した直前の去年3月の5万3000人とほぼ同じ程度に回復しています。
開城工業団地については、南北が通信・通関・通行に関する制度の改善を進めていて、去年12月からは開城工業団地への関係者の出入りに関する手続きが簡素化されたほか、最近、開城工業団地内にインターネット網を設置することでも原則合意しています。