東日本大震災による放射能汚染への懸念が拡大したことで減っていた韓国の水産物の消費が、今年に入って回復が顕著になっています。
韓国における水産物の消費は、去年、前の年に比べて5000億ウォン、およそ480億円も減るなど、2年連続で減っていましたが、今年に入ってから、消費が顕著に回復しているということです。
このうち、ソウルの水産物卸売市場では、今年に入って、韓国人に人気の太刀魚の消費が去年より50%も増え、一時はひところの40%にまで減っていた鯖も、徐々に消費が回復しているということです。
また、大手スーパーチェーンでは、東日本大震災後に30%まで落ち込んでいた輸入水産物の割合が、今年に入ってから40%まで回復したということです。
韓国の一人当たり水産物の年間消費量は55キロで、世界で2番目に多くなっています。