9日に実施された北韓の「最高人民会議代議員選挙」の当選者として、北韓の中央選挙委員会は、金正恩（キム･ジョンウン）第一書記や張正男（チャン・ジョンナム）人民武力部長ら当選者687人の名簿を発表しました。
北韓の中央選挙委員会が発表した当選者名簿では、「第111号白頭山選挙区」で当選した金正恩（キム･ジョンウン）第一書記をはじめ、張正男（チャン・ジョンナム）人民武力部長、金寿吉（キム・スギル）総政治局副局長、労働党組織指導部の趙延俊（チョ・ヨンジュン）第1副部長らがその名を連ねています。
また、処刑された張成沢（チャン・ソンテク）氏の妻で、労働党の金敬姫（キム・ギョンヒ）書記が含まれていたほか、南北間の高官級協議の首席代表を務めた労働党統一戦線部の元東淵（ウォン・ドンヨン）副部長も今回新たに代議員に選ばれました。
一方、張成沢氏と関わりのある人物はすべて代議員名簿から外れていて、今回金第一書記と一緒に投票所に現れ、話題になった妹の金汝貞（キム・ヨジョン）氏の名前も含まれていませんでした。
中央選挙委員会は、「投票には、選挙人名簿に登録された人の99.97%が参加し、各選挙区の代議員の候補は、賛成100％で当選した」と説明しています。