カトリック教会のフランシスコ法王が、ことし8月に韓国を訪れることになりましたが、韓国政府は早速、準備委員会を発足させ、国を挙げて歓迎することになりました。
政府は、法王の韓国訪問は全世界が注目しており、徹底した準備が必要だとして、11日、鄭烘原(チョン・ホンウォン)国務総理を委員長、文化体育観光部長官、各部の次官、国務調整室長、消防防災庁長、大統領警護室の関係者らが参加する準備委員会を発足させ、歓迎と警護について議論しました。
この席で、鄭烘原国務総理は、「フランシスコ法王の訪問が、平和的な雰囲気の中で行われるように、各部署が協力して積極的に支援してほしい」と述べました。
政府は、フランシスコ法王を首脳クラスの国賓とみなして、最善を尽くしてもてなすとともに、警備体制を強化することにしました。
フランシスコ法王は、ことし8月14日から18日までの5日間、韓国に滞在し、朴槿恵(パク・クネ)大統領と会談するほか、中部の大田(テジョン)で開かれる「アジア青年大会」の閉会ミサや、韓国人カトリック教徒の殉教者124人を「聖人」に次ぐ「福者(ふくしゃ)」に認定する儀式を執り行うことになっています。