去年7月の韓国戦争休戦協定締結記念日の軍事パレードで、北韓が公開したミサイルについて、北アメリカ航空宇宙防衛司令部の司令官は13日、移動式の大陸間弾道ミサイルとの見方を示し、北韓が大陸間弾道ミサイルを保有していることを認めました。
これは、北アメリカ航空宇宙防衛司令部のチャールズ・ジャコビー司令官が、アメリカ上院の軍事委員会の公聴会に提出した報告書のなかで明らかにしたものです。
このなかで、ジャコビー司令官は、北韓が去年7月27日の韓国戦争休戦協定締結記念日の軍事パレードで公開したミサイルについて、移動式大陸間弾道ミサイルとの見方を示しています。
また、ジャコビー司令官は、公聴会での発言の中で、北韓の大陸間弾道ミサイルは、アメリカ本土を脅かす実際に考慮すべき事項であり、北韓のミサイル技術がほかの国や集団に拡散する可能性を懸念していると述べました。
さらに、ジャコビー司令官は、アメリカとしては、日本に配備している探知レーダーに加え、新たな長距離ミサイル探知レーダーを配備することを検討していることも明らかにしています。